CueZyのフェード曲線

CueZyにはオーディオのフェードイン、フェードアウトを自動で行ってくれる機能がついています。


操作にはプレイビューのこちらのボタン[F.I] [F.O]を使います。

ボタンを繰り返しタップすると、0.5秒〜9秒のあいだで、フェード時間が変更できます。
フェードインを実行するには、[F.I]を押しながら、待機中のサンプルパッドをタップします。
フェードアウトを実行するには、[F.O]を押しながら、再生中のサンプルパッドをタップします。

前の曲でフェードアウトを実行して、すかさず次の曲でフェードインを実行する。するともう簡単にクロスフェードが出来てしまうこの機能ですが、じつはフェードイン・アウトのボリューム曲線、じっくり煮詰めたチューニングになっているのです。


文系のメモに、理系の関数。仲良く並んでいますよ。

プログラミングとは全部文字(コード)なので、なにをするにも文字にしなくてはなりません。
ボリューム曲線といえども文字、求める曲線を得るために、専用の関数を書いて実装しました。
その構想が上の写真ですね。
僕はもっぱら文系で、理系はさっぱりなので、関数は知り合いのH氏に考えてもらいました。

構想をコードに起こしたサブルーチンがこちら。
考案者の名前をそのままメソッド名にしていますね。

この中の3つの変数をトライ・アンド・エラーで微調整。なんどもコンパイルして、なんども聞き返して、なんども書き直して。
そしてやっとこ、現在のフェード曲線になっております。
あ、ちなみにフェードインとフェードアウトでもこの曲線は、ずいぶん違うものになっています。

今後のバージョンアップで、さらに煮詰めるかもしれません。