ニットキャップシアター『Strange』京都公演が終了しました。

CueZy開発チーム・三橋が音響を担当する、ニットキャップシアター『Strange』アトリエ劇研での京都公演が、無事に全日程を終えました。
ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。

今回の作品は、舞台を正面から見ているとはいえ、構成の一部を担っているかぎり決して客観視のできない、まるで飲み込まれるような作品でした。
舞台は生ものという、その言葉を地でゆくような、危うく、多彩な、そして摩訶不思議な作品だったと思います。

劇場入りすると、いつもあっという間に本番が来て、そのまま作品を磨いているうちに、気づけば公演が終わっています。
今回は、そんな慌ただしかった『Strange』の現場を、簡単に写真で振り返ってみますね。


京都・下鴨はアトリエ劇研さん
仕込み日は、前夜の吹雪もしずまって、さわやかな青空が広がっていました。


これは『Strange』のポスターですね。今回は二種類あるようです。


中二階の音響ブースに持ち込んだ機材たち。もう十年選手が多数ですね。


そして、お外で仕込みを待つ、床まわりの機材たち。
大きい方は、BEHRINGER B1800X
小さい方は、BOSE 101 Stage


灯の入った音響オペブース。
ミキサーは、YAMAHAの01v96
メイン・プレイバックは、Sony VAIO + Ableton LIVE! + Novation LaunchPad + MOTU UltraLite mk3


そしてiPad + 我らが『CueZy - 9 Pad Sampler』
今回は殺陣(たて)オペなどに使用しました。
本番中の暗がりでも、むやみに明るくなく、文字などはきちんと視認できる、現場設計のインターフェースです。


ブースから外の空模様がのぞけるなんて、なにか新鮮な気分になれます。
照明卓の前におられるのは、照明家の葛西 健一さん。


そして本番が明けても、変更の手直しが続きます。
音響の編集には、Steinberg WaveLabを使っています。
これはシアタートーク「女子会」のオープニング曲ですね。


YAMAHAの01v96は数々の現場を渡り歩いて、もう7年も使っています。
これといったトラブルもなく、安定性、信頼性、コストパフォーマンスはピカイチですね。
CueZyもぜひ、このように世界中で愛される、そんなアプリに育てたいものです。


というわけで、なにが何だか分からない、けれど静かに興奮する、ニットキャップシアター『Strange』
次は2月、東京・下北沢はザ・スズナリさんでの上演です。

ニットキャップシアター #32「Strange」http://knitcap.jp/32nd/
【京都】@アトリエ劇研 - 2012.12/13(木) 〜 18(火)
【東京】@ザ・スズナリ - 2013.2/1(金) 〜 3(日)


おまけの写真たち


照明の葛西さんがホットプレートで焚いていた煙の素。


舞台をささえる漢たちの背中。


ブースから見たバトン。照明機材がまるで鈴なりに。


そして舞台監督の西田 聖さんが「Strange」を統べるために考案した、じつにstrangeなタイムスケジュール。
これ3Dで作ったら、ほんとに便利かもしれない。。